フラクショナルレーザー(スターラックス1540)

2013-10-04

当院では、9/20より凝固型フラクショナルレーザーとして米国Palomar社製スターラックス1540を導入しました。スターラックス1540は、皮膚表面を冷やしながら圧迫照射することによって、痛みや術後の赤み・腫れなどを軽減しながら高い出力のレーザーを照射することができるため、米国で高い評価を得ている医療機器です。その詳しい内容について下記に説明します。

1.フラクショナルレーザーとは??

フラクショナルレーザーは、2004年にMansteinらが新しいレーザー治療として紹介して以来、急速に発展しました。ニキビ痕や傷跡、妊娠線、毛穴、小じわに

対して効果を認めます。

原理は、レーザーで皮膚表面に無数の微小な 孔を開け、その孔が縮んで塞がり、傷跡なく治癒することを利用して、傷跡による表面の凹凸を平らにしたり、傷の面積を減らしたりして、傷全体ををぼかすことです。

また、フラクショナルの意味は、分割されたという意味ですが、これは治療部位を点状に分割するという意味と治療回数を分割するという二つの意味を持っています。

 

 

②フラクショナルレーザーの種類と特性

前述のようにフラクショナルレーザーは、レーザービームを点状に照射することによって、正常な皮膚を残し微小な孔を開けることによって皮膚の再生をはかる方法です。

レーザーの波長としては数種類が使用されていて、、組織を蒸散させずに熱影響を与える凝固型フラクショナルレーザーと組織を蒸散させ、その周囲に凝固層を作る蒸散型フラクショナルレーザーがあります。

当 院に導入したスターラックス1540は、エルビウム:グラスファイバーによる凝固型のフラクショナルレーザーです。照射部位の組織は熱変性を受けて凝固す るため、照射後の出血もなく、赤みの持続は半日から2日程度で、後述の蒸散型より明らかに短く、照射時の痛みも少ない機種となります。

炭酸ガスレーザーとYAGレーザーによるフラクショナルレーザーは蒸散型と呼ばれ、深部まで熱影響を与えることができ効果は期待できる反面、、照射後出血や浸出液が出現し、術後の赤みや色素沈着などの副作用も多く、開発されたばかりで、まだ効果は安定していないようです。

 

 

③治療の実際

皮膚麻酔の必要はありませんが、、患者さんの痛みの感じ方には個人差もあります。痛みに弱い方、高出力で照射する場合などには皮膚麻酔を30分から1時間行います。

実際のスターラックス1540の機械です。

先端は15×15mmの間に49箇所のレーザー照射穴があり、全体に冷却されています。

施術は目を守るために、ゴーグルをつけて行います。レンズを肌にしっかり押し当てて照射します。

少し熱く、軽く針を当てられたような痛みを感じます。両側の頬部の治療で7~8分の治療時間になります。

照射直後には、多少ヒリヒリした感じや赤み・腫れ・火照りを感じることがあります。

その後クーリングを15分間行います。オプションで、表皮成長因子(EGF)入のパックや他の成長因子・抗酸化剤の入った美容液の導入も行います。

 

④経過

照 射当日は肌が乾燥しますので、洗顔はやさしく洗い流すように行い、照射部には処方した軟膏を多めに塗ってください。火照りを感じた場合には肌を十分に冷や してください。レーザー照射後2日ほど赤み・乾燥・腫れ・軽い痛みなど感じる方もいらっしゃいますが、およそ3日ほどで沈静化します。

施術翌日よりお化粧いただいて大丈夫ですが、化粧・メイク落としはやさしく行ってください。3日頃より肌の赤みがなくなって行き、細かいカサブタが出来てきます。かゆみを感じることもありますが、こすらずに自然に剥がれ落ちるのをお待ちください。

5~7日で肌がツルツルした感じになり、お化粧のノリも良くなってきます。その後1ヶ月程度、レーザーを照射した場所の皮膚再生が続いていきますので、しっかりと保湿して、日焼け止めで遮光してください。

 

⑤フラクショナルレーザー(スターラックス1540)の効果

Palomar社のパンフレットより

*ニキビ痕

*傷跡

*シワ・皮膚の若返り

*妊娠線

 

実際の日本人の症例については、クリニックでお見せすることができます。

また、料金についてはホームページトップの料金のご案内に表示させていただいております。

詳しくは当院スタッフにお尋ね下さい。

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