長崎:日本形成外科学会②

2014年4月15日

今回の形成外科学会では、主にレーザー機器と新しい美容施術について発表及び機械展示を回りました。

学会に参加して思ったことを少しずつ紹介します。

レーザートーニングによる肝斑治療はやはり、皆が興味を持つところで、討論がありました。効果が認められる症例も多いのですが、斑に色が抜けてしまい白斑の状態になる悲惨な症例もあるため、現時点では不確定な治療としか思えないと感じました。

多血小板血漿(PRP)療法は、創傷治癒に対してはある程度効果を認めますが、美容治療については皮膚の質感を向上させることはできますが、ボリュームを保つことはできません。従って、シワ改善目的でPRPを使用する場合には、ヒアルロン酸を同時に用いて相乗効果を引き出すことがスタンダードになってくるようです。実際には、比較的柔らかい、架橋されていないヒアルロン酸とPRPを同時に投与して、PRPの効果が発現する1ヶ月間ヒアルロン酸でカバーするということです。当院もこの方針に従って治療していきます。

水光注射に関しては、治療を希望する部位の皮膚に剣山のように穴を開けるダーマローラーの進化した形で、同時にその剣山の針先から各種成長因子やヒアルロン酸を皮膚の浅い層に入れ込むという、韓国から発祥した美容施術です。しかし、これもPRPと同様で、雑誌に効果を大々的にうたっていますが、写真でわかるような改善を認めるものではありませんでした。演者は、写真では伝わらない質感の改善があると言うのですが・・・・・・。この効果については、恐らく皮膚に穴を開けることによる引き締め効果で、針先から注入する成長因子等はあまり関係ないように思います。従って、フラクショナルレーザーを超えるような効果は全く期待できず(深くまで穴を開けれないため)、一時的な流行りもののように思えてなりません。

 

本日はここで終わりたいと思います。

 

今朝の走行距離7.02km 消費カロりー527kcal