新・PRP(多血小板血漿)治療のご案内

2017-10-20

PRPとは、Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿)の略で、血小板を多く含んだ血漿のことです。血小板は血液の中の細胞成分の一部で、血管が傷ついた時に集合してその傷口を塞いで止血する作用があります。その血小板には組織を再生させるための様々なサイトカインが含まれていて、傷を治癒させる時に必要なコラーゲンやヒアルロン酸を増やす作用があります。

(サイトカイン:細胞から分泌されるタンパク質で、細胞と細胞の相互の作用に関与する生理活性物質の総称)

そのサイトカインの作用を利用して老化した皮膚細胞のコラーゲンやヒアルロン酸を増やし、シワや肌のハリなどの再生を期待する治療がPRP治療です。自分の血液成分を使うため安全で副作用の少ない治療になります。

 

当院は、再生医療安全性確保法に基づき再生医療等提供計画を提出し、厚生労働省医政局研究開発振興課で正式に受理されたため、PRP治療を新たに行うことが出来るようになりました。以前に施行されていたPRPは、クリニックで作成されていたため品質のばらつきが多く、効果も同様に影響を受けていました。そこで当院は、聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業であるL-CAT(株式会社細胞応用技術研究所)にPRPの作成を依頼して、PRP治療を再開することとしました。L-CATで作成されたPRPは、他社のものと比較し高い濃縮度と高い純度を実現しました。。また、無菌検査も同時に行うことのできる唯一のPRPです。

シワ治療目的で使われるヒアルロン酸とPRP治療の効果の違いを図示した資料があります。

このように,ヒアルロン酸とは違い、PRPに含まれている様々な成長因子とサイトカインが、自家組織の主に繊維芽細胞を刺激して、皮膚の若返り効果を期待するのがPRP治療になります。ヒアルロン酸と比較すると効果の発言に時間がかかり、効果に個人差が大きいこともありますが、安全で副作用が少なく効果が長く持続(1年以上)が特徴です。1度作成したPRPは、3か月保存が可能なため、1度の採血で複数回の投与が可能です。

PRP治療の実際で、美容的に効果のある部位は、目元のシワ・首の小じわ・法令線・マリオネットラインなどになります。

治療を希望される方の施術の流れを説明します。

 

施術の流れ

①カウンセリングを行い、PRP治療の適応があるかどうかを判断します。

②当院で採血を行います。採血量は20~60mlで何回治療をするかで量を決めます。

 採血した血液は、すぐに専門の研究所(L-CAT)に搬送されて、清潔な製造室でPRPが作成されます。

 さらに無菌検査を行い、細菌の混入もチェックします。

③以上の操作とチェックに時間が必要な為、1週間以上開けて来院していただき施術となります。

④施術部位に塗り麻酔を30分以上行いPRPを注入します。

⑤PRP治療後は、部位により皮下出血することがありますが、1週間程度です。また術後の腫れや痛みは数日から2週間程度で収まります。

⑥効果が発現するまで2週間程度が必要です。状況に応じて複数回(一度の採血で3回まで・採血より3ヶ月以内)施術します。

 

最後に

自分自身の血液を使い、専門の研究所で加工されるため、感染やアレルギーなどの心配あがありません。人工的な成長因子をミックスさせる方法は採用していませんので、シコリや膨らみすぎてトラブルになることはありません。効果の発現までは時間がかかりますが、効果は約1年持続することが多いのが特徴です。効果が不十分な場合には、ヒアルロン酸なども補助的に使用することも可能です。

院内には、実際の経過写真もご用意してあります。

 

詳しくは当院スタッフまでお尋ねください。

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