メディカルエステ

医療レーザー脱毛

医療レーザー脱毛

私たち人間の体毛は、実際に目で見えている毛だけで約150万本です。毛根の最下部には神経や毛細血管が集中する毛乳頭があり、毛包のバルジ領域には、発毛を促すもとになる細胞・ステムセルが存在します。また、毛は伸び続けるわけではなく、生えてから抜け、生えてから抜けるという毛周期があり、成長期から退行期、休止期が繰り返し続きます。
医療機関で行うレーザー脱毛は、メラニン色素に反応して熱を発生させて毛根周辺の組織を焼くことで毛を生えなくなるようにします。毛周期に合わせて何度か照射する必要があります。

当院の脱毛治療器は、ダイオードレーザーより照射される光が毛包バルジ領域のステムセルを破壊します。スキンタイプ、毛の色、毛の太さ、毛の密度などを細やかに設定できるため、メラニンの多い日本人の肌にも安全に照射でき、当てムラのない大口径の照射ヘッドでスピーディな脱毛が可能です。連続して皮膚を冷やし続けることができるコンタクトクーリングによって、痛みに弱い方でも安心して施術を受けることができます。


長期減毛用ダイオードレーザー  メディオスター モノリス

MeDioStar_frontの画像
Monolith_Sの画像

今回脱毛器として、当院に導入されたメディオスター・モノリスは808nmと940nmの2波長同時照射が可能なダイオードレーザーとして開発された次世代の脱毛用レーザー装置です。 アメリカ・ヨーロッパでの医療承認取得済で、日本においても薬機法で承認されたドイツ製医療承認機器です。

従来の単発式の照射モードに加え、“連射式”を実現した高速連射モードを搭載しています。
連射式とは、ほんのり温かいくらいの熱を連続で加え続け、徐々に温度をあげてゆく方式です。レーザー光は、毛の毛幹にあるメラニンに吸収されて熱に変わります。 その熱が毛幹から毛包(外毛根鞘周辺)に向けて徐々に輻射されて毛包に蓄熱され、変性温度に達した時点で発毛中枢が破壊されます。 またこちらの装置は2波長で同時に照射することによる相乗効果もあり、1台で効率のよい医療脱毛が可能となります。

脱毛のメカニズムについて


連射式(蓄熱式)ダイオードレーザーの特徴

① 脱毛時の痛みが少なく不快感を軽減します

連射式とは、低出力かつ高速連射(最大20Hz)により、毛包周囲にある発毛中枢を徐々に加熱していく方式です。高出力での単発照射は一度に多くのエネルギーを皮膚表面から照射する為に、熱傷のリスクとともに疼痛も伴います。患者様が照射時の痛みや不快感の軽減を望む場合に使用することを推奨します。
※痛みに不安がある方はお気軽にご相談ください。

② あらゆる施術環境(施術部位)に柔軟に対応できます

2種類の波長(808nm&940nm)が同時に照射されることで、毛の質(剛毛/軟毛)や密度、施術部位による毛の太さ・深さ等、あらゆる条件に対応でき、施術の幅が広がります。

③ 肌にやさしく、ダメージを軽減します

接触式のペルチェ冷却装置で皮膚表面を冷やしながら施術します。
急激な温度上昇が抑えられるため、熱傷リスクも軽減されます。
接触式冷却装置と相まって肌にやさしく痛みの少ない施術になります。

④ 患者様の状況(脱毛部位)にあわせて照射モードが選択できます

ハイパワーによる単発式の照射もできますが、患者様が照射時の痛みや不快感の軽減を望む場合には連射式を使用することを推奨しています。患者様の状況・要望にあわせた施術の提案が可能です。

⑤ あらゆるスキンタイプに対応できます

1ショットの照射時間(パルス幅)の調整ができるので、色白〜色黒への肌色・肌質にも対応できます。
標準的なアジア人のスキンタイプは“Ⅲ”ですが、日焼けした肌やスキンタイプがⅣ以上の肌の黒い方には、皮膚表面のメラニン量が多く、脱毛の過程では皮膚表面の温度上昇に注意が必要となります。
施術時に皮膚冷却をする装置が搭載されていたとしても、あわせて照射時間(パルス幅)を長めに調整することで、皮膚表面の急激な温度上昇を抑えることができ熱傷の予防にもなります。



連射式(蓄熱式)照射での施術について

“照射直後の毛の爆出(Pop-up)が軽減できます”

単発式の照射方法では毛の内部が急激に高温になり、照射直後に毛の爆出(毛穴から飛び出てくる現象)が起こる可能性がありました。長年、この爆出現象が脱毛の成功の証とされてきました。
しかし、連射式のスムースパルス照射では、毛の温度を徐々に上昇させることでこの毛の爆出を軽減し脱毛ができます。照射後の毛はそのまま毛穴に残りますが、ヘアサイクルに合わせて2〜3週間で抜け落ちてきます。そのため、爆出による毛穴周辺の浮腫や異常な発赤ができず、肌へのダメージが少ない脱毛が可能です。

“皮膚表面に接触させて高速連射”

非接触による照射の場合、皮膚表面で乱反射を起こしてエネルギーロスを生じます。
接触照射では、ジェルを使用し、皮膚の内部にある発毛中枢にまで効率よく熱を伝えることができます。
低出力での高速連射では、皮膚内部に効率よくエネルギー伝え、皮膚表面の熱傷のリスクも軽減させる相乗効果があります。

“単発式照射”と“連射式照射”について

脱毛の比較表


医療脱毛について

脱毛は医療行為です。使用する機器が医療用であるか否かに問わず、レーザー光線 またはその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為は、医師もしくは、医師の指示で看護師が行う必要があります。



禁忌・禁止(添付文書に基づく)

1)次の患者様には使用ができません

  • 光感受性が高い方
  • ・光感受性を高める作用の医薬品を使用している方
  • ・治療部位にがん病変及び前がん病変がある方
  • ・治療部位に有毛の母斑がある方
  • ・治療部位に単純ヘルペスがある方
  • ・ケロイド体質の患者様や過剰瘢痕化の特徴がある方
  • ・治療部位に開放創または感染創がある方
  • ・免疫抑制剤を服用している方
  • ・創傷治癒遅延の徴候がある方

2)セルライト治療を受けた部位は数週間、治療を行えません。

3)目の周囲にはレーザー照射はできません。(施術方法)

4)治療部位内に入れ墨がある場合、その部分は処置できません。(施術方法)

医療レーザー脱毛※
※すべて1回の料金(左右両方の料金)となります。
※麻酔クリームは別途料金となります。
※すべて1回の料金(左右両方の料金)となります。
※麻酔クリームは別途料金となります。