インプラント除去

インプラントが異物起こし、炎症・感染を起こしている場合、鼻孔内切開より異物を除去します。形態を保つため、同時に自家組織移植を行うこともあります。

隆鼻術(自家組織)

自家組織移植とは、プロテーゼなどの人工物ではなく、軟骨や筋膜、真皮脂肪などの組織を利用する方法です。自家組織を使用しているため、異物反応もなく、見た目も自然に仕上がります。また、組織の定着も早く、ずれたり、動いたりすることがないという利点もあります。それぞれ特徴が違うため、どのような鼻にしたいかによって使用する部位を決めていきます。

鼻尖形成、鼻孔・鼻柱形成

低くて丸い鼻を改善するための方法です。鼻の丸みを目立たなくさせるため、鼻の中の軟骨（鼻翼軟骨）を縫い寄せたり、脂肪を取ったりすることで、鼻先を細くする方法があります。鼻筋が通っていない人は、隆鼻術と同時にできる軟骨移植を利用する方法が適しています。また鼻柱・鼻孔変形に対しても同時に修正を行うこともあります。

小鼻縮小

横に広がった小鼻をすっきりさせるため、小鼻の内側を切る方法と、外側（表側）を切る方法があります。膨らみの程度によって方法を選びますが、傷跡が目立たない事から、内側切開が第一選択となります。

1.方針

基本的に鼻の穴からの切開で軟骨や脂肪の処置を行い、人工物を用いることなく自家組織移植で対応しています。

2.手術

局所麻酔での手術になります。手術の内容によって変わりますが、約1週間程度のダウンタイムが必要です。抜糸は1週間後ですが、それまでの間は、鼻の中にシリコンチューブをパックして、鼻の外側からテープやギプスを当てることがあります。術後2～3日は少し痛むこともありますが、痛み止めで十分対処できます。パックしたチューブ、ギプスは1週間で外します。

3.経過・合併症

出血、腫れはほぼすべての方に認められますが、時間の経過とともに治ることがほとんどです。その他に、感染や移植物の変位、通気障害、鼻先の感覚鈍麻などが報告されています。術後の経過観察はおよそ6ヶ月から1年となります。

鼻に関する診療料金